Artist statement
映像から意味を取り去ること、非常に困難な課題である。24時間、すべての物質を情報化し意味を見いだす都市という環境に身を置きながら、一時的にせよ脳内から意味を取り去ることが出来るであろうか?脳は情報から常に何かしらの意味を探してしまう。既存の意味を取り去ることでまた新たな意味が発生してしまう。意味を変容しただけである。この循環からは逃れられない。映像を情報化せず本当に意味を取り去ることが可能だろうか?そこには何が見えるのだろうか?
上映作品(6作品40分33秒)
Part 248 音弦 / 8分5秒 / 2024
被写体と時間の推移、固定カメラで撮影した画像に音響を追加。
表層と音響を体感する作品。
Part 249 編双 / 6分6秒 / 2024
複数の映像によるモンタージュ、固定カメラで撮影した画像を編集する。
視覚変化と音響変化を体感する作品。
Part 250 画切Ⅱ / 5分6秒 / 2024
カットオフしたフレーム、固定カメラで撮影した画像のフレームを編集。
変容する視覚変化を体感する作品。
Part 251 喪画Ⅰ / 5分6秒 / 2024
徐々に変化を繰り返す表層の動き、1枚の写真を分解する過程を動画化。
変容する視覚変化を体感する作品。
Part 252 変差Ⅶ / 7分6秒 / 2024
時間差で分割される表層、手持カメラで撮影した画像の時間をずらし線状レイヤーとして多重化する。
視覚変化と音響を体感する作品。
Part 253 喪画Ⅱ / 8分6秒 / 2024
徐々に変化を繰り返す表層の動き、1枚の写真を溶解する過程を動画化。
変容する視覚変化を体感する作品。
Tatekawa Kiyoshiro film collection Archive
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