日時:2024年4月20日(土曜日) 21日(日曜日)
①14:00~14:45 Tatekawa Kiyoshiro film collection 38(6作品)上映
15:00~15:45 Tatekawa Kiyoshiro film collection 39(5作品)上映
16:00~16:45 REMIX VJイベント
②17:00~17:45 Tatekawa Kiyoshiro film collection 38(6作品)上映
18:00~18:45 Tatekawa Kiyoshiro film collection 39(5作品)上映
19:00~20:00 REMIX VJイベント
*21(日)19:00~のREMIX VJイベントは、DJ Tommo とVJ 立川清志楼のライブセッション(それ以外は様々な音楽をREMIXした音源でVJを即興で行います)
会場:Feb gallery Tokyo
東京都港区南青山4-8-25
入場料:¥1,300 ¥1,000 with student ID (学生)
Second Three-Year Plan / 第二次三カ年計画(2024-2026) Tatekawa Kiyoshiro film c – Feb gallery Tokyo
Artist statement
視覚を用いる絵画・写真は時間を疎外する。一方、聴覚を用いる音楽は時間を内在化する。では視覚と聴覚を同時に用いる映像はどちらであろうか。視覚による時間の内在化?いや視覚と聴覚は同時に機能しているので厳密にどちらかということは断言できない。ヒトはこれら複数の機能を普段、脳で統合し情報として認識している。ヒトは同時に別々の方法を使って世界を認識しているのだ。この脳の機能を顕在化したものが映像である。連続した写真と音楽を統合して情報をつくりだす。だから映像における時間は脳内世界に流れる時間と極めて近い。そこでヒトは映像を現実と混同する。映像は極めてリアルだ。それは絶えず存在する脳内世界の意識・無意識のイメージが顕在化するからである。
作家の脳内世界を共有するひとつの方法が映画館による上映である。この方法は1895年、リュミエール兄弟がパリで行った世界初の上映から現在まで続いている。暗くした部屋に客席を固定し映写機から光を投影するシステムは最初から見事に完成されていた。このシステムゆえヒトは映像に没入できる。暗闇の有無は重要である。映像に対する集中力が格段に上がるからだ。ヒトは不安から暗闇に浮かぶ光に視線を向けずにはいられない。なかば強引に無意識に視線を誘導するこのシステムゆえに意識的なイメージはもちろん無意識的なイメージまでもスムーズに鑑賞者は受動できる。まさにヒトが夢を観ている状態をつくりだすのである。つまり映像とは現実世界の夢である。
上映作品(5作品40分56秒)
Part 213 属景 / 8分34秒 / 2024
複数の映像によるモンタージュ、固定カメラで撮影した画像を編集する。
視覚変化と音響変化を体感する作品。
Part 214 音区 / 6分36秒 / 2024
変化を繰り返す表層の動き、固定カメラで撮影した画像をブロック化し編集する。
変容する視覚変化と音響を体感する作品。
Part 215 変差Ⅱ / 7分6秒 / 2024
徐々に時間差で分割される表層、固定カメラで撮影した画像の時間をずらしレイヤーとして多重化する。
視覚変化と音響を体感する作品。
Part 216 分動 / 5分6秒 / 2024
分割した画面と音響の世界、手持ちカメラで撮影した画像を連続して分割し1秒間のコマ数を変化させる。
分割された映像のリズムを体感する作品。
Part 217 波調 / 12分40秒 / 2024
複数の映像によるモンタージュ、固定カメラで撮影した画像を編集する。
視覚変化と音響変化を体感する作品。
予告映像
記録映像
Tatekawa Kiyoshiro film collection Archive
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