第二次三カ年計画
21世紀人間の意識から独立・巨大化したシステムにより運営されるこの社会を作家として生きていくためには自らが独立したシステムを構築し作家活動を継続する以外ない。既存システムへの迎合こそ作家活動の停滞を余儀なくしイニシアチブの放棄へと繋がる。いま作家自らによる新たなシステムの構築こそ必須であり、それが作家活動の根幹を成す。それは生産→公開→流通→消費と作品が絶えず循環するシステムであり、この可変的で安定的なシステムの稼働こそが作家活動の生命線となる。ここにシステムの維持・発展のため「第二次三カ年計画」を作成した。
第二次三カ年計画
1.月間5本の映像作品生産(年間60作品、3年間180作品)及び上映を目標とする。
2.作品時間は自由とし、全ての作品に実験的要素(構造・思考・方法)を取り入れること。
3.作品内容に関して、過去の自己作品及び他作品に対する類似性は問題としない。
4.生産作品については作家及び購入者において再編集・公開出来る自由を保証する。
5.永続的な活動システムの構築こそ最重要課題である。効率的な生産及び流通体系構築のため常にシステムを徹底的に合理化する。
2024年1月 立川清志楼
Tatekawa Kiyoshiro film collection Screenig Archive
2024年1月 Tatekawa Kiyoshiro film collection 37
2024年2月 Tatekawa Kiyoshiro film collection 38
2024年3月 Tatekawa Kiyoshiro film collection 39