会場:Gallery Q(東京)
会期:2013年2月18日(月)-2月23日(土)
Artist statement:
記憶の風景を死滅させ
網膜上の物体を凝視せよ
何処にでもある風景とは、
あいまいな記憶による、ねつ造であり
現実には、存在しない。
時間と物体で構成される風景は、ただひとつであり
写真は、それを証明する。
複製技術の発展から、統一されたイメージが構築→増殖→記憶され続けた。
操作されたイメージは、写真を監禁し自由を奪った。
写真は、この状況から解放され本来の機能を回復せねばならない。
カメラのように写真を見るのだ。
記憶のイメージを捨て去り、目の前の物体を見るのだ。
そこには、完全なる風景が現れるだろう。